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コーチン (鶏)
コーチン()はニワトリの品種の一つである。コーチンという名前は元々は中国語の「九斤黄()」という名前から来ていて、これが誤ってベトナム南部に対する当時の呼称コーチシナ(交趾支那)やインド南部のコーチンと混同された。「斤」とは重さの単位であり、現地中国では大型のニワトリ全般や、あるいはそれを使った料理ですら「九斤黄」と呼ばれている。 ==歴史== 1845年前後にアメリカ東海岸に持ち込まれた中国産のニワトリがコーチンの最初の祖先になる。中国産ニワトリの高密度に生えそろった羽毛は当時の愛好家の間で評判を呼んだ。コーチンの特徴ともなる脚毛は、この時期にはまだ生えている個体とそうでないものが混在していたようである。しかし上海の愛好家たちがふわふわの羽毛、脚毛の多い個体を中心に交配を繰り返すと今日のコーチンの特徴として定着した。上海で完成されて後イギリス、アメリカへと輸出されると以降、ヘン・クレイズ(hen craze)などと呼ばれる19世紀の中ごろから20世紀初頭にかけてのブームを巻き起こした。世界中の愛好家たちがニワトリの外見を愛でるためだけに飼育を行い、今日知られる家禽類愛好家(poultry fancy)の源流となった。 特にアメリカで盛んに交配が行われ現在の状態まで発展した。小型種(bantam)が存在し、しばしばペキン・バンタム(Pekin bantam)などと呼ばれるが、とは別種である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コーチン (鶏)」の詳細全文を読む
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